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街場の小経済学

このあいだいつも行っていた居酒屋にもう行くのはまずい状況をつくってしまった。

というのは、ぼくは閉店まじかまで飲むことが多いが、そうしたとき決まってまだ閉店ではないのに厨房のあと片付けを始めるのだ。それも、静かにやればいいのにガチャガチャ音はさせるわ、バイトの子同士で大声で話すのである。まるで早く帰れよと言わんばかりである。

こういうことが何回かあったので、ついにこの間はキレてしまい。店のひとにやめてくれんか、まだ時間内なのだから気持ちよく呑ませてよと言ってしまった。そのあと何となく気分が悪くなって、そそくさと帰っていった。

そして、少し頭が冷えてみて考えたら、そんなところで腹を立ててもしょうがないなと思ったのである。クレームをつけていいことあったのだろうか。なんかむなしくなってきた。

だって、“市場原理”ってやつがちゃんと始末をつけてくれるはずなのだ。

飲食店に限らず、ある店で客のあしらいが悪いとか、あたまにくることがあったりすると、それに対して怒ってもしょうがないのだ。だって、それがいやならその店に行かなきゃいいだけのこと。

ところが世の中ぼくみたいな正義の味方がいっぱいいて、それじゃだめだとか、従業員教育がなっていないだとか、営業方針はどうだとか、批判し出す。でもそれって変ですよね。別にそんなところに教育的指導をしてもしょうがない。いやだったらいかなきゃいい。

そしてお客がいかなくなった店はつぶれるだけで、そのつぶれたあとに、その学習効果を持った店が現れるかどうか別問題として違う店が登場する。そういうサイクルで結局そこに定着する店ができたりする。これは紛れもない事実であり落ち着く先である。

どうもそういうことのようだ。この論をおかみに適用してみると、ああじゃねえこうじゃねえと教育的指導をしたがるのがお役所というものだ。

少し飛躍があるかもしれないが、サービスが悪かったらお客さんが来なくなって店がつぶれるから、つぶれないようにサービス向上に努めるというインセンティブがあれば、ほっておけばいいだけだ。

どうも、おかみがやっていることでそういうものがけっこうあるよう気がして、それは市場原理にまかせれば小さな政府ができると思うのだが。
 

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2008年07月12日 09:36に投稿されたエントリーのページです。

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