BPMというとプロセスだけのようにとらえられる節がありますが、そうではなくて機能もデータも重要です。企業の情報システムは基本的には「機能」と「プロセス」と「データ」からなりたっています。
「機能」というのは何かというと、業務処理だったり情報処理でもいいのですが、インプットされた情報を加工して新たな情報をつくることとも言えます。ただこれだとかなり細かいことまで含まれてくる可能性があるので、ここでは“単位意思決定”という定義にしたいと思います。
そうなると、誰が意思決定するのかということでそれぞれの機能が変わってきます。システムを使うひとは大きく、顧客、オペレータ、スタッフ・マネジメントにわけることができます。
依頼・問合せ・苦情などをしてくる顧客、オペレーショナルなデータを生成するオペレータおよびその責任者、経営視点で戦略的な意思決定を行うスタッフや事業部長・部門長といった人たちです。
彼らに対する機能は違うことはおわかりになると思います。機能の主なものはユーザインターフェースになりますからわかりますよね。ですから一律ではなくそれぞれの立場にあった機能を提供していかなくてなりません。これ以上は本論を外れるのでここまでにしておきます。
さて、データですが、データにも種類があります。リソース系のデータ、すなわちマスタデータとイベント系のデータ、トランザクションデータでしょうか。ただ、もう少し広義に解釈して、これにビジネスルールを加えたらどうかと思います。
ビジネス活動の糧となるデータ、あるいは参照情報、それとそうしたリソースを使っておこなったビジネス活動で生まれたデータ、それと意思決定で従うべき業務ルールである。業務ルールはリソース系のデータと言えないこともないのでそちらに含めて考えてもよいでしょう。
ということでBPMアプリケーションを構築するとなると、必ずプロセス以外の要素である、機能とデータはきちんと設計していかなくてはいけない。そのなかでも上述したようにいくつかに分解できるので、適正に分解し、それぞれに適した設計、ツール選定などが必要になります。
