映画フリークの友達からこれはお薦めだと言って教えてくれた瀧本智行監督作品の「犯人に告ぐ」を見る。雫井脩介の同名の原作をWOWOWが映画化したものである。
予想通り大変面白かった。久しぶりにみるサスペンス映画は上々のできばえである。多少の構成上の詰めは残ったきらいはあったが、初めから終わりまで息を抜けない。
この作品の評価を高めたひとつの要因はなんと言っても豊川悦司だろう。過去の失敗を背負いながら、その心の傷を新たな事件解決のエネルギーに変えていく刑事役を好演。同じころに封切られた「サウスバウンド」の元過激派より数段はまった役どころであった。この役を演じられるのはトヨエツしかいないだろうと言わしめるものを感じた。
こうした映画の批評でよく原作がいいのに映画になるとねえという人がいるが、ちょっと待ってくれと言いたい。小説と映画とは別物ですよ。原作はこうだけど映画ではそこが描かれていないとかという批判は全くの的はずれで、映画は原作があろうと、オリジナル脚本であろうが、映画だけで評価してほしい。
だから原作とか関係なしに観ると、いまの邦画が“ソフトボイルド”化しているせいか、この映画はなかなか良かったですね。
ただ、笹野高史の味が出きっていなかったことがイマイチで、もう少し絡ませても良かったんじゃないかと思う。それと、小沢征悦という役者が小沢征爾と入江美樹の子だったって知らなかった。「隠し剣 鬼の爪」のも出ていたが、素人臭い硬い演技で、顔もバレーボール選手おように古いし、親の七光りだけのように思えるのだが。
ちょっとコネタなんだけど、舞台が神奈川県で最後に犯人が追い込まれるのが市ヶ尾周辺で実はその近くに3年くらい住んでいたことがあって、掌紋をとられたかもしれないなあと変なところで親近感をもったりした。
テレビを利用した劇場型の事件なんだが、こんなことが現実におきてくるのかどうかを考えてしまった。今のテレビは犯罪を助長するのは熱心だが抑止には働いていなから、この映画のように刑事が犯人にテレビで語りかけるというのもあってもいいかもしれない。ただテレビで、「今晩は震えて眠れ」なんて言える刑事はいないよな。ねえ、青島刑事さん。
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豊川悦司さんが当たり役
豊川さんがいいですね。
原作に比べて魅力不足
私だけでしょうか・・・
すげえ惜しい!

