イーグル・アイ
ついちょっと前に銀座の「M」で久しぶりにミュージカル、映画好きのIさんと隣り合わせになる。そうしたら、最近見た映画ですごく良かったのが「最後の初恋」だという話になった。そうしたら、逆どなりにいたMさんがマスターとまったく同じ話をしだした。ぼくらのような中高年にとってはすばらしい映画でぜひ観るようにいわれてしまった。
というわけで、一昨日に時間がとれたので有楽町へ行ったが、上映しているはずだと思っていた映画館へ行ったら「ICHI」とかいう映画をやっていた。劇場のひとに「最後の初恋」じゃないのですかと言ったら、それは先週の金曜日に終わりましたという冷たい返事。ああがっくり。インターネットは終わったら消しとけよ。
でしょうがないので、シャンテに行こうかと思ったが、時間が合わないかもしれないと、近くで別の映画を捜したら、ちょうどいい時間で「イーグル・アイ」をやっていたのでそこにする。
何も予備知識がなかったが、製作総指揮がスピルバーグで「全人類に警告 誰も逃げられない」という惹句に引かれて期待してしまった。
最初は、知らない男女が“あの女“に導かれて出会い、その声に踊らされていく。さてどんなことが起きるのかとワクワクさせるよくある筋立て。そこに、まあすごいカーチェイスがあって、これでもこれでもかと車を壊していくシーンの連続である。
よころが、だんだん真相がわかってくるのだが、首をかしげることが多くなってくる。例えば、けっこうポイントになると思うのだが、双子の兄弟であって、その兄の生体認証を弟がなりすますのだが、アクセスするシステムがものすごい高度なものなのに、ええ簡単に破れちゃうみたいなのだ。最後はどうなっちゃたのかわけが分からない。
久しぶりにハリウッドのお金かかってます映画を観たが、面白いところはないとは言えないが、もういい加減いやになった。つい、今のアメリカの混乱に結び付けてしまいたくなるが、もはやアメリカのハリウッドこそ映画であるという時代は終わったのじゃないだろうか。車が壊れるアクションシーンを見ていうるとこんなに浪費していいのと叫びかけてしまった。
終わってから「M」に行ったら、「最後の初恋」とは正反対の映画を観てきたんだねと言われてしまった。そうか、「最後の初恋」を観たら、ハリウッドも捨てたものじゃないなと言うのかしれない。
誰が出ているのかも知らないで観たが、何とあの「チョコレート」で看守役のビリー・ボブ・ソーントンを見つける。またまたいい味を出していた。



重厚にして、小気味よい一冊。
「人工物」におけるデザインとは何か?
評価がわれそうな映画


