「NHK新人演芸大賞」の落語部門の大賞を三遊亭王楽が受賞した。この賞は、東京でいう二つ目の落語家(関西にはない)が対象ということで、王楽は来年真打になることが決まっているので今年が最後のチャンスだったのを見事大賞を射止めたことになる。
下記が最終審査に残った5人とそれぞれの最終演目である。
さすがに最終審査に残っただけあり、力のある若手ばかりである。M-1グランプリならぬR-1グランプリといった趣であるが、敗者復活から這い上がるということはないようだ。
これを見ていてふと思ったのは、漫才との違いである。演者が一人と二人という当たり前の違いはもちろんあるのだが、個性の出方の差がある。落語の方が多様なタイプがあるが、漫才は比較的同じタイプになってしまうように思える。ぼけと突っ込みというスタイルがすでに2つの個性を生んでしまうためで、その点落語は、ぼけタイプもありだし、突っ込みタイプの落語もある。
今回の大賞候補の5人もみな違ったタイプである。だから、それぞれを比較してどれが一番なのかが決めずらいのだ。
またまた、サッカーの例で恐縮だが、泥臭いストライカー、技巧派のミッドフィルダー、屈強なディフェンダー、汗かきのボランチを比較して、誰が一番優秀な選手かと問われているようなもので、答えがでないのと同じである。
ぼくは、古今亭菊六、笑福亭喬若、三遊亭王楽の順だと思ったのだ。王楽の落語は玄人受けするかもしれないが、はたして面白いのかというと首をかしげるかもしれない。
だから、評価基準ごとに3つくらいの賞にしたらいいのじゃないのかと思うが、やっぱり一番を決めたいのでしょうね。
