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街場の小経済学その3

いまの仕事柄、背広をほとんど着なくなり、せいぜいジャケットを着るくらいだし、事務所にいるときはセーターとかトレーナーである。そうなると重宝するのがユニクロである。それこそ、靴下から下着、綿パンも含めてユニクロ調達が多くなる。

そこで思ったのは、ユニクロは本当に安いのかということである。というのは、どうも持ちが悪いように感じるからである。デザインが毎年変わるから、買い換えるということもあるが、1年か2年で新しいのに変えている。これは、デザインの刷新ということだけではないように思う。耐久性の問題である。ユニクロ以外のものはもちろん高いのだが何年も着ることができる。

ところで、どうしてここまでユニクロが伸びたのだろうか。みな価格の低さをいうがそうだろうか。ぼくは、これだけ受け入れられたのはデザインのよさだと思う。ユニクロ以前は、特におじさんなんてそれこそダサイものしかなかった。いいものがあっても高価だった。よくゴルフウエアがカジュアルの代表みたいに言われたこともあった。それがユニクロが登場しておじさんたちの着ているものが洗練されてきた。

ぼくの個人的なことでいえば、前にこのブログでも書いたが、昔から着るものはトラディショナルなものを着ている。トラディショナルというのに変えてしまうのはやめてよねという話を書いた。そのトラディショナルなファッションをユニクロが提供したことがインパクトがあったのだとぼくは考えている。

オックスフォードのボタンダウンシャツってなかなか売っていなくて、あってものニューヨーカーとか高かったりしていた。それを安価でカッコイイものを売り出したのである。それが、折りしもクールビズの流れもあっておじさんたちにもボタンダウンシャツにチノパンといういでたちが増えていったのである。

そういうスタイルに合った商品を提供していったことがユニクロのビジネスを成立させているわけで、決して安いからということではない。だから、毎年着れないトラディショナルでも、擬似的かつスポット的なトラディショナルでも受け入れられたのではないだろうか。

しかし、ユニクロ以外で少々値がはるものだと、何年も前に買ったシャツやセーターやジャケットが今でも着れるのにユニクロのものは2年も着ればいいほうで捨ててしまうというのはいかがかと思ってしまう。

結局何を言いたかというと、ユニクロは寿命を考慮すると決して安くはないが、デザインのよさで市場を獲得したということである。最近は機能性も評価されているようだ。
 

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2009年01月12日 09:49に投稿されたエントリーのページです。

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