腹が立つほどひどい邦題だ。原題は「THE BUCKET LIST」、直訳すれば“棺おけリスト”だ。要するに、もうちょっと前の映画「死ぬまでにしたい10のこと」と同じような話である。だから、ぜんぜん意味が違う。そのまま“棺おけ”は直截すぎるからそのまま“バンケットリスト”とかでよかった。
邦題のひどさから言うわけではないが、評判がいいようだけどぼくの中ではあまり評価できない。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの主演とくれば、もう名作間違いなしという感じだが、二人の演技はそりゃうまいが、なんとなく感動しないのだ。
余命6ヶ月を告げられた境遇の全く違う初老の二人が病院で同室になり、意気投合し死ぬまで一緒に過ごすというもの。確かに死ぬまでにやりたいことを書き出してそれを実行していくという設定は面白そうに思うが、そのやりたいことがどうも違和感があるのだ。
それは、
なのだ。
余命6ヶ月の老人がスカイダイビング??というのも、ジャック・ニコルソンの方は大金持ちでモーガン・フリーマンはしがない自動車整備工というわけで、その大金持ちの専用ジェット機で世界中を飛び回るという設定である。
アメリカ人の考えることってこんなことなのか、金にあかせて遊びまわりたかったのかなあ。死を宣告されてそれまでにやりたいことって、若いときにやりたくってもできないこととかお金がなかったのでできなかったことをしたいのかなあ。どうも違うように思えるのだ。自分がそういう立場になっていないのでなんとも言えないのだが、もっと地味で静かなことのように思える。
だから、最初に設定は面白いと書いたが、むしろ設定に無理があって、そもそも映画にはなりにくいテーマなのかもしれないなと、そんなことを考えてしまった。
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目新しくはないがそれでも感動する。
死を前にしたとき最高の人生が始まり、その結末に涙。そして人生はいつでもやり直しができると感じさせてくれる
自分のこれからの人生について考えた映画
経済的豊かさから導く幸福論
“たかが映画”,“されど映画”

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