いまの業務システムの課題をさぐるために業務システムの過去と現在をみていきましょう。と言ってみたが、この業務システムってやつがここ何年も変わっていないことに気がつきます。15年いや20年前とほとんど変わっていない。
もちろん、それを動かすインフラやハードウエアは怖ろしいほど変化しているが、業務システムそのものは大きな変化もなく同じようなものです。
ホスト-端末構成からクライアントサーバー型に変わっても、手組みからERPなどのパッケージ開発に変わっても本質的な変化はありません。単に新しい技術を取り入れただけでは、それで変化したとは言いません。根本的にビジネスの変化に対応して進化することができていないのです。
一方のビジネス側は、企業を取り巻くビジネス環境のすさまじい変化に対応していっています。そうでなくては、企業が存続できなくなるからです。
従って、変化対応力をつけるためにITへの期待があるにもかかわらず、変わらない業務システムとの乖離がますます拡がっているように思えます。
ですから、何としてもビジネスとITが同期できるようにしていかなくてはいけません。では、そのビジネス(事業)とITが同期しているとはどういう状態なのでしょうか。そこを少し考えてみましょう。
それは、次の3つであると考えています。
それに加えて、もうひとつ大事なことがあります、それは、企業で働く個人のひとたちの働きかたです。ITが企業に持ち込まれて久しいのですが、従業員ひとりひとりのの働き方が改善されたのでしょうか。組織の動きが円滑になったのでしょうか。
ひょっとすると、ITが現れる以前の職場より悪くなっているかもしれません。コミュニケーションの退化が起こっている可能性も感じることがあります。
こうしてみると、どうも今の業務システムは、個人・組織・事業のそれぞれにおいて、表面的なところではない根本的なところに問題があり、それが徐々に顕在化していると思うのである。

コメント (1)
はじめまして。
偶然、このサイトに辿り着き
全部ではありませんが、いくつか読ませていただきました。
文章がとても洗練されており、読みやすかったです。
これからも、時々読ませていただきたいと思います。
投稿者: universe1225 | 2009年02月19日 14:30
日時: 2009年02月19日 14:30