今度始めるビジネスプロセスパターン研究会について、それに参加するbegiramaさんがご自身のブログに書いてくれている。ありがとうございます。ところで、その中で最近話題になった秋田県大館市の事例について下記のように言及しているのでそのことについてコメントしてみる。
また、秋田県大館市の事例のようなエンドユーザが本当に自分たちが欲しいと思うものが安価に、早く作れる(冗長なものは要らない。)ということができたら、素晴らしいなーと思っています。この例のような全部自分たちでやるのが良いかどうかは、構築時など一時的にパワーが必要な場合や、平時は必要ないスキルを持った人を短期的に集める、アウトソースした方が良いケースはもちろんあるはずなので、バランスが必要だと思いますけどね。
この事例は、IP電話を導入しようとしてベンダーに見積もりさせたら2億円だったのを、自分たちで敷設することでサーバーは20万円,電話機500台は800万円で導入できたという話である。
一見すると、すごいと思うかもしれないが、begiramaさんも言っているように必ずしも全面的によいことであるともいえないと思う。エンドユーザがどこまでやるべきなのかという議論になるが、ぼく個人としては、上記の例はエンドユーザがやるべきことからはみ出しているような気がする。
なぜかというと、本来の業務の延長ではなくて、異質のスキルもいることだし、専門家ではないところの危うさもあるわけだから、敷設後の運用・保守などを含めた総合的な得失を見たとき、本当に効果的であったのかどうか疑問である。
むしろこうした領域は複数の専門家に競争させ、それでその見積をきちんと査定して、適正な価格にすることがとるべき道であるような気がするがいかがでしょうか。
一方で、これから勉強会でも議論になると思うが、業務プロセスを設計し、ユーザ自身で実装してしまうようなことはどうなんだろうかということがある。ここのところはみんなでよく考えてみましょう。
