前回、主に構造的な問題と技術上の問題をとり上げたが、それではそういう課題をどう解決してくのか、そのためにどんな議論をしていったらいいのかを考えてみます。
前の議論を踏まえてみてみると、つぎのようなことが論点になりそうである。
こうしたことを解決できれば、前回指摘した業界構造や人材の問題もかなり改善されていくと思われます。ここが、最も重要で基本となるところです。
すなわち、なぜビジネスとITが乖離するのか、どこで乖離がおきているのか、阻害要因は何かといった議論である。ユーザは何を考えているのか、技術の進展がカバーできるのかとかいったことも含めて多角的な視点でみていく必要がありそうです。
システム構造は、SOAやSaaS、クラウドといった概念が提示されているが、それを当てはめて考えるのではなく、逆に使い手側あるいは作り手側の要請があったからこそそういった概念が登場してきたという見方から考えてみてください。
開発生産性の問題は永遠のテーマです。しかし、そのときの発想はプログラミング効率をいかに上げるかということが多いように思うのです。その考えを変えてみることも必要ではないでしょうか。どうも今の開発現場をみてみると、いつの時代もいたるところで同じようなことをやり続けていると思いませんか。おそらく、世界中で、日本中で全く同じプログラミングを毎日せっせてやっているのではないでしょうか。
いったい新たに書かなくてはいけないコードがそんなあるのでしょうか、それは何なのか考えてみてください。だって、業務システムってそんなに変わっていなのですよ。ひょっとしたらコードを書かないですむことがあるかもしれません。
繰り返しますが、主な議論のポイントは、要求定義から要件定義、設計・実装の一貫化ということ、Flexible & Adaptiveな構造、コードを書かない開発といったところではないでしょうか
