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同窓会

最近、同窓会づいているからというわけではないが、永作博美が出ているからという理由だけで、「同窓会」を観る。監督はサタケミキオで主演は宅間孝行なのだが、この二人は同一人物である。

わが永作博美だから期待して観たが、がっかり。映画の最初に「勘違いは人生最高の悲劇であり喜劇である」と出る。同じ言葉をこの映画監督に贈りたくなった。

ぼくは、基本的に事前知識なしで映画を観ることにしている。まあキャッチコピーぐらいは頭に入ることもあるが、あまり先入観をもって観るのはやめようと思っている。だから、喜劇か、悲劇かもわからないので、作品を観ながら少しずつ、ああこういう映画なのだとか感じてくる。

ところがである。この映画はひどいくらいわけのわからない展開なのである。ハートフルな物語なのか、ドタバタなのか、センチメンタルなのか、そして、エンディングのくだらなさというか、説得力のまったくない勘違いが登場し、あっけにとられる。おいおい、そんな勘違いがずっと続くわけがないだろうと思える陳腐な設定なのである。

しかも、高校生時代の追憶がやたら頻繁に出てきて行ったり来たりで忙しいこと。俳優さんたちが一生懸命演じても構成がまずいので空回りしている感じになってしまう。永作博美もすごく頑張っているがかわいそうだ。

要するに、映画をなめているのである。こんな安易な作り方はやめて、もっとちゃんと作らなければいけない。サタケミキオという監督は舞台で活躍しているそうだが、映画と舞台はぜんぜん違うのであって、お仲間同士でふざけあっても成り立つ舞台とは違うことを理解しなくてはいけない。

この舞台と映画の違いの象徴的なものとして、料金があると思う。映画は1800円でぼくなんか1000円である。それに比べて、舞台は5000円以下というのは少なく10000円くらいのものもある。

ということは何を意味しているかというと、映画は気楽にいくし、つまらなかったらしょうがないという冷めたスタンスがとれるが、舞台は大枚はたくわけだから楽しまないと損するので、自分にとっておもしろいものを限定的に観に行く傾向が強くなる。

従って、そこには送り手側と受けて側双方である種のシンパシーが働くのはやむを得ないのである。きつい言い方だと甘くなるような気がする。全部がそうだといっているわけではないが、比較としてそうなるのではないでしょうか。

ということで、話はそれてしまったが、これだけけなした映画は珍しい。ちょっと、厭な気分である。
 

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2009年05月01日 10:10に投稿されたエントリーのページです。

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