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取り残される日本のベンダー

このITProのIBMとCISCOに関する記事を読んで日本のベンダーの方々はどう思うのだろうか?これを何も感じないようならもう手遅れになる。

[IBM IMPACT 2009]「開発者はパブリック、企業システムはプライベートで支援」、米IBMがクラウド関連の新製品を披露

[Citrix Synergy 2009]「企業向けシステムもセルフサービスの時代に突入」、米シトリックスの年次カンファレンス始まる

最初のIBMの記事では、BPMソフトをSaaSとして提供する「BPM BlueWorks」と、企業内でクラウド環境を構築するためのアプライアンス製品「WebSphere CloudBurst」が紹介されている。

「BPM BlueWorks」では、「BPMソフトをSaaSとして提供することで、同一のビジネスプロセスにかかわる担当者同士が同じ画面を見ながら作業できるようになるなどコミュニケーションが格段に良くなる」と言っている。

そして、グループウエア機能である「Lotus Live」の技術を利用しているそうだ。これはわかりますよねえ、BPMのフロントエンドにグループウエアを持ってきて、コラボレイティブな場と連動させるのだ。

クラウドを企業内に適用させる意味は、セキュリティの問題解決やコストダウン、スケーラビリティなど多くのメリットがあると考えているわけです。実は、前にも言ったのだがこうした技術を、グループ会社を多くもつような大会社に持ち込むのはありで、社内SaaSやそれこそ社内SNSなどネットで行なわれているようなものを企業の範囲でやるのは有効なのである。

それに対して、CISCOの方は、「セルフサービス」ということを言っている。「消費者向けセルフサービスに慣れ親しんでいる世代が今後、入社してくる。こうした世代は、パソコンだけでなくスマートフォンなど、自分の好きな端末を利用しながら、自分で利用したいアプリケーションを選びたいと思うだろう」と言っている。

そうなんですよね、パソコンもさわるのがいやという世代がだんだん退職していき、携帯やネットでばんばん情報と戯れていた人たちが仕事をしに来るわけです。

そういう人にとって、今の企業の環境はどうなのだろうか。これから、確実に変わって行くように思われる。そこに対して、働く人が快適に過ごせるものをITが提供していくことが求められている。

両社が言っているところで重要なのは、「選択の自由」とういうことで、多様化する現代ではそのニーズに答えることが必要になる。これまでのように、担当に勝手にやらせたらまずいから、決まったことしかできないようにしようという経営とIT部門の思惑はもう終わりだろう。

まあ、昔は技術的な壁があったのでできなかったという側面はあっただろうが、いまや技術的な進展はすさまじいのでその制限もなくなったのである。

この2社以外でも、SAPやOracle 、Microsoftも同じようなベクトルである。だから、わが国のベンダーが彼らを所詮新しい物を出してユーザを煽っていると非難している間にどんどん取り残されてしまうだろう。目を覚ませ日本のベンダーたちよ。
 

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2009年05月08日 10:27に投稿されたエントリーのページです。

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