プロセス設計作法について書いてきたが、その作法で表現したいプロセスはどんなものでしょうか。それは再三、言っているように「シンプルで一貫化されたきれいなプロセス」です。
そのためにチェックしておかなくてはいけないいくつかのチェックポイントがあります。それは次の7つであると考えています。
それでは、ひとつづつ簡単に見ていきましょう。合目的性では間違えてはいけないのが、目的の明確化とは違うということである。目的が明確になっていればいいというわけではなく、それが会社の目的とつながっていることが重要です。
一貫化ということでいうと、プロセスが途中で切れてしまっているとか、前後でつながっていないとかがないようにすることです。
シンプル化は見える化の重要な前提条件となります。冗長的なプロセスにならないように、アクティビティの数はできるだけ少なく、分かりやすい構造にしなくてはいけません。
社内には似たような業務処理が散在していることがあります。少しくらいの差だったら共通化したらどうでしょうか。逆に言うと、共通化できる粒度でプロセスを描けないかということなのです。
標準化には内なる標準化と外なる標準化があります。本来同じ業務処理をおこなっているはずなのに、部署によって違うというケースがよくあります。確かに、仔細なレベルではそうかもしれませんが、あるレベルでは標準化できるはずです。
また、業界標準とはかけ離れたり、へんなこだわりプロセスがないかというチェックも必要です。
最後は、プロセスを描いていくと手作業でつなぐケースも出てきます。そんなときIT化をしたらどうかという見方をすることも大切です。
以上、7つのチェックポイントを示しましたが、これまで提示した作法はこうしたチェックが自然にできるように作られています。ここでは、繰り返しませんが、作法のひとつひとつを吟味していくときれいなプロセスのためにそうなっていることがおわかりになると思います。
