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街場の経済学その7

世の中みわたしても、ほんとうに景気が悪いのだろうかと思う。失業した人や就職難の人は確かに深刻なのはわかる。しかしである。

以前バブルがはじけて景気が後退したとき、日本に来た外人が東京の街を歩いていて、この国のどこが景気が悪いのだと不思議に思ったと言っていた。夜に明かりは満々とし、酔っ払いがわんさかいるし、きれいな服を着て買い物をしているのはいったいどういうことだというのだ。

最近でも同様で、銀座を歩いてもそりゃあ客足が衰えたかもしれないが、みんなが、定額給付金をもらわなくてはやっていけないとは到底思えない。

では、赤字になった企業の従業員が路頭に迷うのだろうか。少なくとも、自動車メーカや家電メーカのそれこそ正規社員が大変なことになっているとも思えない。

こうした産業は裾野が広いから下請けにいけばいくほど困っているということなのだろうが、そうなら、その人たちにだけに援助の手をさし延べればいいのではないだろうか。それも一時的な救済措置としてだ。

もうよくわからない。定額給付金で呑みに行けとでも言っているのだろうか。いやあどうもそうのようだ。やめた総務大臣はうまいうなぎを食うと言っていた。要はお金が動けばいいのだろう。それをバラマキという。なにも残らないと思う。

誰かが言っていたが、本当の貧困は命がけであって、ホームレスになれるうちは貧困ではないということらしいが、だからといってほっといていいというのではなく、こういうときには一時的に底辺になってしまった人たちの底上げをするための対策だけでいいのではないかということである。

もうお金が要らない金持ちまでお金を渡し、贅沢するように促し、買わなくてもいいETCを買わせることがいいことだと絶対に思わない。

もっと、この「100年に一度の危機」の直接被害者の人たちにじかに届く援助を提供することで十分なような気がする。そして、就職を閉ざされ人は雇用問題の抜本的な改革なのだがそれはまた別の機会にする。

少なくとも、ぼくは定額給付金をもらったからといって、普段と違うものあるいは余計なものに金を使う気はないのである。
 

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2009年07月12日 10:14に投稿されたエントリーのページです。

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