以前「嫌いな人」というタイトルで男には敵がいるというようなことを書いたので、本屋でそのタイトルを見つけて思わず買ってしまった。
「男には七人の敵がいる」(川北義則著 PHP新書)は、敵がいてこそ人は成長するという前提で男の生き方みたいなことを語っている。著者の川北義則という人は、東京スポーツにいて、その後独立し生活経済評論家というらしい。
ほとんど知らない人ですが、これまでに書いた本が「男の品格」とか「男の器量」といったタイトルが並んでいるように、男の生き方を指南しているようである。
そしてこの本では、七人の敵というか、いろいろな関係のなかでどう対処するのかといった分け方をしている。上司/部下/同僚/妻/女/子/親の七人と自分という風にして論じている。
まあ、書いてあることは至極当たり前のことで、先人の言葉を引用して諭すスタイルである。とりわけインパクトがあるわけではなくそうですねえと読み流すことになる。
うーん、こういう本を誰が読むのだろうか。職場で敵がいて困っている人なのだろうか。家庭で対立している人なのだろうか。確かに毒にはならないだろうが、これを読んで明日から生き方を変えようという人がいるとも思えない。問題がある人はもっと目からうろこのようなことがなければ無理でしょう。
ずいぶんと辛口になってしまったが、やはり情緒的な生き方本はぼくには必要ないと思ったのである。そうですね、本を買うときはよく吟味してから買うことにしよう。


