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街場の経済学その8

前回、わが国は本当に不景気なのだろうかということをかいた。そう思う理由の一つは、需要と供給のアンバランス、というよりも歪みがあるのではないでしょうか。

どういうことかというと、不景気なら消費に回すお金が無いのだから必要最低限のものだけ買っておとなしくするという風に考えるが、この国は、ぜいたくしろと言ってくる。

需要が落ち込んだのでそれを補うという。それっておかしくないですか。供給を今までと同じかあるいはそれ以上にしなくていけないなんて誰が決めたのですか。買うほうがもういいと言っているのに、いやこれだけ供給能力があるから、そこまでは買わなくてはいけないと言っているわけで、視点がおかしいように思うのである。

では逆のことを見てみましょう。消費者がほしほしいといっているのに供給してくれないということである。例えば、医療や介護である。この需給バランスがいっこうに改善しない。

国民が医療や介護を受けたいと思っても供給不足で十分なものを得られないのが現状です。しかし、そんなことは以前から見通せたはずです。少子高齢化や都市化の進行は当然予想できたはずだから、なぜそれに対応する手を打ってこなかったのだろうか。

こうした将来への不安が景気を悪化させているのは明白なのである。ぼくだって、将来が安心できないからお金を残そうとします。社会構造が変化しているのだから、政策もそれに対応していかなくてはいけないのに、従来と同じようなことしかできないでいる。

これは犯罪です。「不作為の作為」という。もうなんとかしてくれと思うのだが、政権が変わって、そして新政権が破綻してということを繰り返して、悲しいかな初めてよくなっていくような気がする。
 

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2009年07月17日 10:29に投稿されたエントリーのページです。

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