極私的ノマド生活
昨日「仕事するのにオフィスはいらない」(光文社新書)という本を紹介して、そのなかにフリーランス的な働き方をノマドワークスタイルと言うと書いたが、僕自身もかなりこのスタイルに近いのでそのことについて書く。
ぼくのオフィスは自宅と同じ敷地内にあるばあちゃんの家の応接室をちょっと手入れしたものである。基本的にはそこで仕事をするのだが、自宅の自分の部屋で仕事をしている社長(息子)との共同作業や外部の人たちとの仕事をどうやっているかである。
社長とは以前はSkypeを使って会話をしているが、相対で話し合った方がいい場合は、ぼくの事務所に顔を出してもらうことにしている。ただ、かなりの頻度で昼飯を一緒に食べているので、そのときに業務連絡や懸案事項について会話しているのでそれで情報は共有できる。
最近は、共同のプロジェクトが走りだしたので、少しスタイルを変えて、Subversion、Trac、Googleトークという組み合わせで仕事をしている。それでお互いの成果物の状況やタスクの進捗をチェックして、チャットで意思疎通を図り進めている。まあうまく行っている。
外出は最近減ってきたが週2~3回東京へ出かける。それこそ佐々木俊尚さんじゃないが持ち物は、ネットブック(PCは3台持っていて、ほかには事務所にあるデユアルディスプレイのデスクトップとデモ用のThinkPadである)、Emobile、ケータイ、カード入れ(財布は持たない)、読書中の書籍1冊、自宅のカギとぼくは佐々木さんと違ってペンとノートは持つことにしている。
ノマドの人たちの問題は外のどこで仕事をするかである。よくあるのが、スターバックスやドトールとかのカフェあるいはマックやジョナサンといったファーストフードの店などであろう。
ぼくがよく利用するのは、「ルノアール」である。この喫茶店は少々値がはるのだが一番だ。その理由は、静かで落ち着くこと、電源がそばにあり使い放題であることであろう。前述したカフェやファーストフード店だと下手すると隣に高校生かなんかの集団が来たらたまったものではない。下の息子はそのために耳栓をもっていくのだそうだ。(なるほど)
さらにいいのは、ビジネス席というのがあるところがあって、そこだとパーティションで区切られているので快適である。あの本にも書いてあったが、アテンションコントロールが大事だといっていたが、これは注意力、集中力のことで、ここでは自宅にいるよりはるかに集中して仕事ができる。
こんな生活をしているから、どこにいいスペースがあるというような情報も蓄積されてくる。たとえば、三軒茶屋のキャロットタワーの展望ロビーとかアトレ大井町の休憩所とか京王百貨店のエレベータ前とかレアーな場所が定位置になったりする。
そして、ぼくのお気に入りは夜ひとりで呑みながら仕事をすることである。仕事を終えて、そのまとめや課題をメモしたり、提案を修正したりする。そして、少し酔いが回っていい気持ちになるとブログの原稿を書くのである。
そこは、決まった呑み屋で決まった席で決まったつまみと酒なのである。そういう店が何軒かあって、そばと日本酒、魚と焼酎、ソーセージとワイン、ギネスとフィッシュ&チップス、餃子に紹興酒といった具合にその日の気分で変えていく。
もちろん、通勤ラッシュは避けたいから午後しか東京では仕事をしない。困るのは帰りであるが、混みそうなときは、東京駅から並んで座るか、グリーン車で帰ってくることにしている。何ともはや昔の会社勤めのときと比較するとものすごく楽だし楽しい。ただし、これでお金が稼げればという話だが、ぜいたく言わなきゃなんとかなるものですよ。

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