昨日のオランダとの親善試合でサッカー日本代表は完敗した。そりゃあ、FIAランキングで3位と40位じゃ、相当の力の差があるので、結果的には予想通りである。
後半の半ばまでは何とか持ちこたえていたが、ほんのちょっとしたすきを突かれて失点すると、それをこらえる力もなく、立て続けに入れられてしまった。
確かに前半ではパスもよく通っていてボール支配率も高かったが、シュートを打てないといういつものパターン。見た目にはなかなかやるんじゃんと思った人も多いと思うが、オランダがあわてて本気になったとは到底思えない。
もちろんいらいらして激しいタックルをしていたりしていたので、あせっていたんじゃないかと見えるかもしれないが、あれは少しは激しさ、強さを知らしめておかなくてはといった感じでしょう。
どこに差があるのだろうか。そしてこの差は縮まるのだろうか?それは岡田監督も俊輔も言っていたように、ちょっとしたほころびを作るとすぐにそこを突かれる。それなら、そのほころびを作らないようにすればいいのだが、それを90分間やりとおすことは、肉体的にも精神的にもかなり難しい。
最近の日本代表選手の運動量は世界のトップクラスに近いそうだ。ただ、時間との関係でみると最初の15分は非常に高いが、最後の15分、すなわち75分から90分になるとずいぶんと落ちるのだそうだ。
まさに、昨日の試合がその通りで、最初に勢いが後半半ば以降で全くなくなってしまったのはこのことを裏付けている。
それなら、90分間走り回れる体力をつければいいと思うかもしれないが、もう平均でトップクラスになっているわけだから、それ以上は無理なのだ。ではどうしたらいいかというと、力を抜いていいところでは力を抜けということだと思う。
全力で90分走りまわれないなら、どこで力を抜くかなのである。それが個人レベルでもそうなのだがチームとしても必要である。
結局、この力の配分バランスと一瞬のすきを突く厳しさをどう身につけるかになる。これが昨日のオランダとの差である。これは経験を積むことが一番のような気がする。ただ、経験といってもいっぱい試合をすればいいというのではなく、昨日のように強い相手、厳しくくる選手と戦う経験を重ねることだと思う。
さて、あと残り9か月、すぐに経験を積めないから、とりあえずはチームとしての力の入れ方、抜き方の共有が大事だと思う。どんな相手でも攻められっぱなし、攻めっぱなしということはない。この波をいかに柔らかく効率的に対処するかということである。
