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業務システムの再定義-会社は何をしているのか(1)

ビジネス実行機能の構造

最初にことわったように、戦略とかビジネスモデルのことではない。どういう活動を行っているかである。簡単にいえば、PDC(Aもありますが、これは結局Pに反映することですから、ここではPDCとしています)サイクルを回す機能ということがいえます。

いい経営者がいても、あるいはいい戦略がっても、いいビジネスモデルがあっても、それを実行するオペレーションの仕組みがなくては会社としては機能しません。

往々にして、戦略やビジネスモデルに注目がいって、本なんかも多く出版されています。しかし、それを執行する業務プロセスや組織の重要性も高いはずなのですが、組織論は多くありますが、意外と業務プロセスのオペレーションはあまり議論されていないように思います。

ですから、ここではそうした実行部隊が何をしているかを考えてみたいと思うのです。逆に、いい実行部隊がいたら、あるいはいい仕組みがあったら、そこから優れた戦略やビジネスモデルも生み出せるのではないかと思いたいのです。

会社の経営方針は主にトップの頭の中で作られます。もちろんコーポレートスタッフもいて彼らが作っているように思うかもしれませんが、私の経験では単に参考情報を渡すだけであって、戦略そのものはトップ自らが作ります。ただし、それは細かいものではありませんが、重要なのは同時にそのコンセプトを実現できる人材を登用していることです。

ここには業務プロセスという概念は入ってきません。そのあとの戦略を具現化するところから業務プロセスが登場してきます。

そこを大きな括りでみていくと、冒頭に言ったPDCサイクルのそれぞれにプロセスが絡んできます。すなわち、計画プロセス、実行プロセス、管理プロセスです。ただし。これは重層かつ縦横構造になっています。

どういうことかというと、重層という意味では、たとえば、実行プロセスには生産プロセスや調達プロセスなどがありますが、そこにもPDCサイクルがあるということです。生産計画があって製造して、製造原単位などを管理します。

縦横というのは、実行系でいうと、事業や商品、サービス単位でプロセスがありますが、そこを横断するプロセスもあるということです。たとえば品質管理プロセスとか輸送管理プロセスとか言ったものがこれにあたります。もちろんこのプロセスにもPDCサイクルがあります。

そしてさらに見ていくと、このPDCのPやDはどういう成り立ちかというとそれぞれに意志決定プロセスを抱えています。実はこの意思決定プロセスも重層的な構造になっています。事業レベルの意志決定もあるし、単なるアクションに対する意思決定もあるという具合です。

ということで、ざっくりとした言い方だが、企業におけるビジネス実行機能の構造は、PDCサイクルと意志決定プロセスの織り重なった構成の上に成り立っているといえます。
 


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2009年09月09日 10:33に投稿されたエントリーのページです。

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