ついにイチローが9年連続200本安打の大リーグ記録を打ち立てた。おめでとう。これは大変な記録で日本人として誇りに思う。
この記録のもつ価値は単に数ではないと思う。ひとつは、9年間200本も安打が打てるだけの試合に出場し続けたということだ。さらに日本のプロ野球で9年間プレーして、メジャーに渡ってからであるということである。
このイチローのすごさは、そりゃあ野球の技術でいえば、走攻守そろった完璧な選手であり、決して驕ることがことのない(多少孤高感はあるにしても)性格、たゆまぬ努力と練習といったことが語られると思う。
ただ、僕はこれだけではないように思う。以前、このブログでも「イチローのすごさ」について書いたことがあるが、その中でも少しふれている“変えるところと変えないところ”のメリハリが実にすばらしいと思うのである。
イチローは、たとえば試合のある日の行動は全く同じことをする。遅い朝食は必ず奥さんが作ったカレーを食べる。これがもし今でも続いていれば8年間ずっとなのだ。そして、試合前の練習メニュー、グランドに入る時やベンチの階段の昇る足の順序といったことが決まりきっている。
これは、変えないことであり、ベースになるあるいはルーティン化されているものは極力いつもそのままでいいという考えで、その代り、進化するために必要な要素については絶えず変化させているのである。
この考え方は重要で、よく変えますというと何もかもひっくり返してしまう人もいるがそうではなくて、残すところはそのままで変えるべきところ大胆に変えるというのが大事なことではないでしょうか。
イチローのバッティングは毎年進化し続けているように思う。だから、イチローがもう35歳だって驚きますよね。その歳でも変わらぬプレーができているということは、歳を重ねながらも成長しているという証でもある。
いったいこの男はいつまで野球をやるのだろうか。
