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ジャーマン+雨

先週、ぼくの映画の友達S君と横浜で呑んだ。S君は高校のサッカー部で一緒だったが、3年くらい前に会って話していたら、映画好きだということが判明し、それから時々映画談義をする。ただ、S君は半端でないほどよく観ているので、いつも面白そうな作品を推奨してもらっている。

そして、先週の話で、彼が最近単館系というか、名画座みたいなところでやる作品にのめっていると言っていた。ぼくは、だいたい日比谷シャンテには行くが、横浜「ジャック&ベティ」や渋谷「UPLINK」、はたまた中野「ポレポレ」まで出てきてびっくりする。

そんなこと思い出しながら「ジャーマン+雨」を観る。監督が女流の横浜聡子で、これが劇場初公開作だそうだ。自主映画の世界で認められてということらしい。だから低予算でまだまだ自主映画っぽい作品だ。松本人志の「しんぼる」もこうやってでてくればいいのだ。

で、こうした映画を観てどうなんだということなのだが、うーん正直言ってついていくのが大変だ。ストーリーは、不細工で学校にもいかず、植木職人になっている16歳の少女が主人公で、コピーに「トラウマなんてクソくらえ!」とあるように、バイタリティある生き方を描いている。

若い人には受けているようだが、ぼくも若かったら多分評価しているし、面白がったと思う。でも今はなかなか受け付けないところがある。これが老いるということなんだろうと思う。たぶん、尖ったところを同じ立ち位置で感じられなくなるからだろう。

しかし、それでいいと思う。尖ったまま歳をとるのもいいけど滑稽になることもある。むしろ、若いころ尖ってなかったらうまく丸くなれないよくらいの気持ちで若い人を見るのが老人の役回りだろう。

映画から離れて老人論になってしまったが、ついていけないと言いながらもところどころに面白いところがあって、憂歌団と一緒のステージで唄いたいとか、くみ取りやのオヤジが出てきたり、マンホールに落ちる瞬間とかは楽しませてくれる。
 

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2009年10月04日 11:10に投稿されたエントリーのページです。

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