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業務システムの再定義-閑話休題(5)

2段プロセス化のもうひとつの理由

前の記事で、プロセスを分解あるいは抽象レベルを上げていくと、性格が違ってくるという話があって、だから2段プロセスで考え、プラットフォームも分けましょうということを書いた。ここでは、さらにもうひとつの理由について考えてみましょう。

それはどういうことかというと、プロセスのレベルによって、それを管理し、責任を持つ人も違ってくるのではないかということです。別な言い方をすると、組織における職位によって、その人が責任を持たされるプロセスレベルは違うのではないかということです。

現状をみてみると、どうもそのへんがあいまいになっているように思えますがいかがでしょうか。部長が面倒みるべきところを課長がやっていたり、その逆で部長なのに現場の細かいところまで口を出すといった話をよく聞く。

ですから、あなたが責任をもってもらうプロセスレベルはこれですと言ってやらなくてはいけない。これまでプロセスという観点が乏しいからこうしたことは難しかったかもしれないが、これからプロセスを重視するということはこのようにプロセスと管理責任ということを意識させることでもある。

ところが、単にプロセスを作ればいいやになっていると、いくらプロセス重視といったところで、誰がどこまで見るのかがわからないという事態になる。プロセスと組織のヒエラルキーは対になっているという認識を持つ必要がある。

2段プロセスとしたのはこのこともあるわけで、マクロレベルのプロセスは、だいたい部長か課長レベルのもので、ミクロの領域はグループリーダぐらいの位置の人の範囲であろうと思う。たとえば、見積依頼プロセスであれば、見積書を出すまでの全体の責任は、営業部長の責任で、納期を決めるのはグループリーダの責任といった感じです。

ですから、ITの役割は、それぞれの責任あるひとが責任ある意志決定を行えるように、その人の責任となっているプロセスを彼の手のひらに乗せてあげることなのです。
 

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2009年12月02日 09:18に投稿されたエントリーのページです。

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