来年南アフリカで行われるサッカーW杯の一次予選の組み合わせが決まった。日本はE組で、オランダ、カメルーン、デンマークと一緒になった。岡田監督は、「悪くないグループ。どうしても勝てないチームはない」と言ったそうだが、ぼくもまあまあのグループだと思う。
もっと楽な組に入ればよかったのにという人もいるが、ではそんな組があるのかということになる。そこでFIFAランキングから各組の“厳しさ度”をチェックしてみよう。
・ FIFAランキングの合計値
H(74)-E(83)-C(84)-D(84)-B(94)-G(104)-A(127)-F(145)
数字が小さいほど上位のチームが多いということだから、おおE組は大変だ。
しかし、これだけでは最下位の国がランクが大きく低いと(たとえば南アフリカ)それが足を引っ張ってしまうことがあるので、日本から見る場合、最下位国の相手がどれだけ強いのかという見方をしたほうがいい。ということで次のランキングをどうぞ。
・ 上位3国のランキング合計値
G(23)-H(36)-E(40)-A(41)-B(42)-D(47)-C(51)-F(68)
こうしてみると、F組に入れればよかったぐらいであとは五十歩百歩だ。それはそのはずで、日本より格下は、南ア(86)、北朝鮮(81)、ニュージーランド(77)、韓国(52)だけなのだから、これらの国とは当たらないので、どこでも厳しいのだ。
さて、E組だと1勝1敗1分けで予選突破ですな。そんなことを言うとフランス大会じゃあないけど、初戦で負けてぼろぼろかもしれない。だから、もう初戦のカメルーン戦に集中するということだろう。場合によっては中津江村から行ってもらって戦意を喪失させるとか(笑)。
こんなタイミングでJリーグの覇者が決まるとは鹿島アントラーズのみなさんは運が悪い。だからニュースの扱いも小さくなってしまった。しかし、3連覇はすばらしい偉業である。
何といっても、選手の戦略や戦術の理解度が高いということが大きい。たとえば逆襲で一気に点を取りに行くシーンをみてもわかるように、今個々の選手がやるべきことがしっかりわかっていて、それを信じて動き出す。こういうのを戦略的というのだ。
川崎フロンターレやガンバ大阪あるいはサンフレッチェ広島といった上位に食い込んだチームも同じようにそのチームの固有の攻め方、守り方を持っている。そして、そうした戦略や戦術を年間をとおして負けてもぶれなく継続させているということが重要だと思う。
それに比べると昨日のアントラーズの相手であった浦和レッズの試合ぶりをみていてもわかるとおり、どうしても個人の能力におんぶした格好で組織としての機能の発揮が不十分なのである。こういうチームが下位に低迷するというわけだ。
リーグが終わって、次は天皇杯だ。そしていよいよW杯本番の年を迎える。
