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業務システムの再定義-オペレーション設計(4)

ユーザインターフェース

オペレーション設計で重要なものとしてユーザインターフェースがあります。プラント制御の世界などではマンマシンインターフェースとも言っています。人間と機械が接するところです。そこを使い勝手のよいものにする必要があります。そうでないと、誤操作をしたり、操作が遅れたりします。それは事故を招いたり、大きな損害を生むことになるのでとりわけ重要視されるのです。

ところが、業務システムのユーザインターフェースはそうした重要性を意識しているでしょうか。おそらくオペレーションという捉え方が希薄であるため、それほど重要視されていなかったのではないかと思います。

顧客とのインターフェースあるいはグループウエアのようなものではそうした配慮があるのですが、生産、販売、購買システムとか会計のようなところでは、データ登録画面、帳票出力画面、検索画面を用意すればいい程度で考えられていたのではないでしょうか。

ところが、オペレーションという概念でみていくと、操作性がすごく大事であることがわかります。すなわち、操作がわかりやすく簡単なのか、間違わないように安全にできるのか、質の高い操作が可能なのかといった使う人のためになるようにちゃんと設計されているかである。

ちょっと話がそれますが、こうしたインターフェースの設計に工業デザインの考え方を持ち込むべきだと思っている。そのくらい気をつかうべきだと言いたいのです。ユーザビリティの向上は、仕事の質をあげ、ビジネス上の成果をあげることにも寄与できると思うのですがいかがでしょうか。

さて、これまでの業務システムの画面をながめてみてください。画面名称をあげてみればわかるのですが、「受注登録」、「受注検索」、「受注帳票出力指示」、「出荷一覧」、「出荷予定検索」、「受払表出力指示」などなどです。どうです、なんか先に書いたように登録、帳票出力、検索といった機能が画面に反映させているだけです。

これで、業務プロセスをオペレーションできるのでしょうか。例えばあるオーダーが来てそれに対して在庫を引き当てて、出荷してという一連の動きが見えているのだろうか。これでは、データをコンピュータに打ち込んで、そこに格納された情報を見たり、紙で印刷したりすることが主眼の仕組みのようにみえてくる。

従って、ユーザインターフェースという観点からみると、まるでATMあるいはネットバンキングに近いように思える。しかし、日常の業務はもっとダイナミックに流れているはずで、その流れを監視して、正しくスムーズに流れるように操作するというのが仕事のように思う。そうしたことができるように、従来のユーザインターフェースは見直されてもいいはずなのである。
 

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2009年12月16日 10:12に投稿されたエントリーのページです。

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