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恋愛小説

なぜこの映画を観ようと思ったのか忘れてしまったという変な話である。というのもDMMで旧い映画をウィッシュリストに載せたのが届いたというわけである。森淳一監督の「恋愛小説」はそんな映画である。金城一紀の原作を映画化したものである。

そんなわけで、大したことはないかもしれないと思いつつ観ると、意外とと言ったら失礼だがこれがおもしろかった。主演は、自分が好きになったり愛するとその人が死んでしまうという運命をもった大学生を玉木宏、その彼を愛した女子学生を小西真奈美、その狂言回し的な役の池内博之である。

その変わった運命を持つ青年は、子どもの時から死神と呼ばれて、結局両親も自動車事故で亡くなってしまい、そんな子だったので親戚中をたらいまわしにされる。やっと、高校生になって、親が残してくれた大邸宅に一人で住むようになるが、相変わらず他人との接触を避け、孤独な生活を送っている。

そんな時に語学クラスで一緒だった池内博之扮する学生に遺産相続のための目録作りと遺言作成を依頼するところから物語が始まる。そんな奇妙なやり取りから、自閉的だったら恋愛なんかしたことはないだろうと聞かれて、いや恋愛をしたことがあると昔を語り出すのである。

それが、小西真奈美扮する女子学生との出会いから別れまでなのである。この別れは、結局死なのだが、この恋愛によって自分の運命を乗り越えていく葛藤が描かれる。

こんな設定なんかありそうもないと思いつつ観ているとだんだんひきこまれていく。閉じた心を一生懸命開かせようとする女子学生とそれに応えようと徐々に変わっていく青年が撮しだされる。こういうのって、どこかヨーロッパ映画的な雰囲気でよかったですね。

まあ、小西真奈美の「のんちゃんのり弁」もいいけど、こちらの可愛さはまた別のよさがあります。
  

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2010年03月19日 11:16に投稿されたエントリーのページです。

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