Whatを効率的に構築するためのHow(技法・作法)を考える-その2
前回、どうやって業務システムを作るのかについて、4つの道具を使って作る方法とその道具そのものをどう作るかになると書いた。この後者については、かなりシステム寄りになりここで説明するのも難しいので、それができたという前提で話を進める。
その道具はスーパープログラマに作ってもらうわけですけど、道具のもつべき機能はちゃんと定義してあげなくてはいけないので、そこについては設計のところでおいおい説明をしていく。
4つの道具をおさらいします。それはつぎのようなものでした。
Howの大きな流れは、プロセス設計、データ定義、アクティビティ詳細設定といったところになります。ですから、1と2の道具を使って作っていきます。3と4はオペレーションのための道具になります。
すなわち、Process Designerでプロセス設計とデータ定義を行い、Activity Setupでアクティビティ詳細設定を行うわけです。そして、原則コードは書きません。
ではそのプロセス設計のところから入っていきます。業務プロセスをどういう単位で捉えるかは重要なことですが、以前議論したように、ここでは依頼があってそれに応えるまでを一つの単位としています。またヒト・モノ・カネの出入りがあった場合はそこで切るようにしまう。例えば、注文をもらってそれに応じた商品を出荷して納品するというプロセスと代金を請求して回収するプロセスは分けて別プロセスとします。
従って、最初にやることはプロセスの始点と終点を決めることです。どんな依頼があって、それに対してどんな返し方をすればいいのか、あるいはこのデータを作るために何をどうやって決めていくのかといったことを特定することをします。
それが決まると、その間を埋めていくことになります。そのとき、すぐに詳細を詰めるのではなく、全体を俯瞰することが大事になってきます。そこで「コンテ」の作成を行います。「コンテ」というのは映画を作るときに使う絵コンテをメージしてください。映画には脚本があって、シーンがあってカットがありますが、このカットを並べたものをいいます。
Kailasでいうコンテは、業務・仕事のあらすじを表したもので、業務プロセスの構造で見てきたように依頼(起)、依頼受付(承)、意思決定(転)、報告(結)で構成されています。そして、それらを記述するためのシートがあり、そこに記載していきますが、その作法は次のようになります。
次回からは、アクティビティの詳細設定についてみていきます。

