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ビジネスモデルを実装する-プロセス構造の詳細

さて、前回の引き続きでプロセスの構造を吟味していきます。サイモンの意思決定プロセスをみてもわかるように、プロセスの進行には主に情報を参照したり、処理したりといったように情報という要素をハンドリングすることで行われます。まずはこれが基本です。

なぜこんなことを言うのかというと、この参照情報を作るところまで組み入れてはいけないとことを強調したかったのです。つまり、生成された情報のみをみればよくて、例えば設備の稼働情報が欲しいとなったとき、設備管理システムまで組み入れてはいけないということです。在庫情報と在庫管理システムは別にするということです。

SOAでいうサービス化です。プロセスの進行に必要な情報提供サービスを受けるという感じになります。設備管理システムや在庫管理システムはいわば情報生成・提供というサービスコンポーネントとみなすことができます。それらをAPI化して結合するというふうになります。

ということでます情報という切り口でみていくと業務プロセスに必要な情報は何があるのでしょうか。それら全体を参照情報ということにすると、その中も情報の性格によって分類することができます。次の3つの種類があると思います。

(1) 事実情報
(2) 判断情報
(3) 制約情報

事実情報というのは、手持ちのリソースは何があるとか、履歴はどうだったか、顧客の住所はどこかといったマスタデータのような情報のことです。判断情報は意思決定するときの基準などやシミュレーションしてみた結果などになります。最後の制約情報は法規や規制などで経営理念なんかもこれに入ります。

さて、これだけで十分でしょうか。もう少し要りそうですね。いま判断情報と言いましたが、ここはかなり重要なところで、その中にルールというものがあります。このルールを広義に見た方がいいように思います。要するに、いろいろなところにルールが入り込んでいます。ルールについては次回に詳しく議論します。

情報以外では、誰がそのプロセスに責任を持って実行するのかという、ロールと権限というのも必要です。ロールというのはプロセスのなかのアクティビティをだれ(どこの組織)が受けもつのかということで、よくスイムレーンを書いて表現します。権限というのは、起案、確認、承認とかいった機能です。

こうして見ると、業務プロセスの構造を形成している要素は、もちろんアクティビティとそのフローは言うまでもありませんが、その周りに参照情報、ルール、ロール/権限を配置するというイメージになります。

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2010年06月29日 10:29に投稿されたエントリーのページです。

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