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負けた-ワールドカップレポート5

決勝トーナメントでパラグアイに負けた。0-0で決着がつかずPK戦で惜敗した。戦前のおおかたの予想(ぼくの予想は決勝トーナメントに進出してイタリアに負けるであった)に反して、グループリーグを勝ち上がり、ひょっとしたら岡ちゃんの“あり得ない“夢のベスト4も可能かと思わせたが力尽きた。選手、スタッフはよくやった。

昨日の結果はPK戦ということでほんのわずかな差であったと思いがちだが、そのほんのわずかな差が実は大きな壁なのだ。技術、戦術、精神力その他もろもろを含めてわずかな差の集積として壁が存在する。これを乗り越えるのは、そのちょっとした差を少しずつクリアーしていく地道な努力なのだろう。だから、今回その差を実感できたことがすごく大きい。

パラグアイとの差は何だったのだろうか。ぼくは個人の基礎力だと思う。これもわずかな差なのだが、局面でこの差がでるわけでそれが試合全体となると大きな差となる。基礎力とは、ボールを止めたいところに止めて、蹴りたいところに蹴り、ボールを効率的に奪い(あるいは奪われないようにし)、相手の嫌がるところに素早く走り込み、相手よりちょっと早くボールにさわれるかを言う。それと強いメンタリティはいうまでもない。具体的にこの差が出たのは、松井のところと大久保のところである、この二人が抑えられてしまった。

ワールドカップのようなビックゲームになるとこの基礎力がものをいう。このことを超簡単にいうと「球際の強さ」となる。だから、逆に日本が勝ちあがったのもこの基礎力のある選手に切り替え、組織としても基礎力のあるものにしたからということだ。具体的にいうとかわそうなのだが、中村俊輔、内田、岡崎、楢崎をはずしたのは「球際の弱さ」である。遠藤もフリーキックは良かったが苦戦したのはここである。

いずれにしろ、今回の好成績でしばらくはこの戦術、すなわち守備を固めてボールを奪ったら素早くパス交換で攻める。そして、ペナルティエリア付近でファウルを誘いセットプレーから得点するのが、わが国のスタイルとなるだろう。しかし、実際問題として、アジアで戦うとしたらそんなことをしなくても攻められるので、なかなかブラッシュアップできないというジレンマがある。だから、これからどんどん強い相手と真剣試合をするということが求められるのであるが、ヨーロッパや南米のようにはいかないのが悩ましいのである。

何はともあれ、楽しい夢をみせていただきありがとうございました。代表チームの選手、スタッフの皆さまお疲れさまでした。
   

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2010年06月30日 11:29に投稿されたエントリーのページです。

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