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ビジネスモデルを実装する-文法的ルール表現

前回はルールがどこで使われるかをみてきましたが、今回はちょっと違った見方で見ていきます。次に示すように、大きく3つの構文(文法)が浮かびあがってきます。

(1) A is B (to do B)
(2) A can(must)(not) do B
(3) If A is B then C else D

(1)というのは静的な言葉の定義になります。例えば、仕掛品とは「材料から製品になる過程の中間的製品で、かつ、そのままでは販売できる状態ではないもののこと」といった表現になります。ここでは名詞だけではなく動詞についての定義もします。在庫引当とはとか発注とはどうすることかと言ったことです。

ただ、今言ったことだとかなり一般的な定義ですので、実際にはもう少し固有的な言い回しの方がいいように思います。わが社では、何々の工程までの中間製品を仕掛品とよぶといったことです。

それと、形容詞、形容動詞がついたものの定義も要ります。例えば、優良顧客とはどういう顧客のことなのか、この優良の意味は、緊急出荷とはどういうことをいうのか、緊急の定義はといったことになります。ここはけっこう重要できちんと決めておかないと担当者ごとに違ったり、その都度の判断になったりして、業務の質や効率性に問題が出てきます。

(2)は、できること、できないこと、しなければいけないこと、してはいけないことを規定したものです。(1)ではそのものを定義したわけですが、ここではその定義されたヒト、モノあるいはコトが何ができるかを定義しています。例えば、月に5回以上注文が来る顧客を優良顧客として定義したら、この優良顧客は与信チェックなしに注文を受けてもらえるといったことです。

また、ロールや権限という考え方もここでのルール設定に従うことになります。責任と権限の所在をはっきりさせることが大事なことです。

最後の(3)は、よく使われるif then elseで表すルールで、もし○○が△△だったら、こう言うアクションを起こす、そうでなかったら違うことを行うというやつである。(1)と(2)の静的なものではなく動的なルールとなります。

結局、こうしたリソースそれぞれのもつ意味や役割、義務などを定義した静的なルールとそれらがアクションを起こす場合の条件やきっかけを定義した動的なルールの組み合わせでルールが構成されているのです。さらに、そこには汎用的、一般的な定義の仕方とその会社あるいは事業、業務に固有のよりスペシフィックなものがあります。

この階層的な捉え方をすると前者をLaw、後者をルールと呼びたいのですが、実は今はその区分けはそれほど重要とは思われないので、詳しくは言及しませんが実地にやってみて再検討しようと思います。

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2010年07月21日 10:33に投稿されたエントリーのページです。

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