これは、シチュエーションを思いついた時に勝ったと思ったのではないか。同じラブレターという言葉が出てくる「60歳のラブレター」よりは一般受けする映画であろう「引き出しの中のラブレター」を観る。「60歳のラブレター」も非常によかったのだが、それはぼくら団塊だけに受けたようだ。
監督が三城真一で主演のラジオパーソナリティを演じるのが常盤貴子である。いまマスメディアがネットに移行している中、ラジオの存在感はあまり変わらないような気がする。とはいえ、ぼく自身がラジオを聴いているわけではないのであまりえらそうなことは言えないが、自分の経験(オールナイトニッポンにはまったことなど)とうちのばあちゃんが深夜や聴いているのをみるとそう思うのである。
その特徴は、パーソナリティと一対一の対話をしているという錯覚なのではないだろうか。お気に入りのパーソナリティが自分だけに語りかけてくれていると思い込むのである。そんな女性ラジオパーソナリティの番組に北海道の高校生から手紙が届く。
ぜんぜん笑わない祖父をどうしたら笑わすことができるかという内容である。そして、番組でその方法を募るのである。どうして思い入れたのかというと少し前に亡くなった自分の父親と重ね合わせたからである。死ぬまで父親とうち解けなかった自分がいたのである。
そこから、実際にその高校生に会いに函館に行ったりする。でクライマックスは、実家に残った妹が送ってくれた父親が書き遺したが投函できなかった手紙を読むシーンで、あれだけ頑なに家をでてパーソナリティをやることに反対していた父親が、実はひそかに応援しているということをつづった文面である。もう涙ボロボロになる。
そこからこのパーソナリティが、胸に秘めた思いを伝えられないことって誰でもあって、そんな人たちをラジオがちょっと背中を押してあげられるようなものをつくりたいと願い、それが叶って「引き出しの中のラブレター」という番組が作られる。
そして、メインは函館の高校生一家なのだが、様々な境遇の人々が登場し、その人々を追いかけるオムニバス映画と化していく。これまた、最後はお決まりではあるが、笑わないじいちゃんのその理由もわかり、そして番組に過去にわかれた妻への思いがつづられた手紙が届くというストーリーである。これも涙ボロボロである。
素直にこう言う映画は感動します。でもだいぶ涙腺が弱ってきたなあ。
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良かったけど謎がたくさんです。
昔見たような懐かしい感じ
TV的演出が惜しいなあ・・・。できればオール北海道ロケで観たかった。
手紙の効力って凄いです
目新しさはないのだけど・・・

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