昨日のサッカー日本代表のパラグアイ戦は1-0で勝利し、76日前のW杯の雪辱をとげる。最後のロスタイムには駒野も出場して、これでW杯は過去の思い出となるだろう。これからまた、4年後のブラジル大会に向けて新たなスタート切った。
昨日の1点は中村堅剛からの縦パスを香川が絶妙のトラップで放ったシュートがポストにあたってゴールインしたものである。こうしたシュートはこれまでのチームではなかなか生まれないもので、そういう意味ではこれからの代表の新たな選択肢を暗示しているのかもしれない。
サイドをえぐるか、早めのアーリークロスに活路を見出していこうとしたことから、密集した中央をパスで崩したわけだから、いささか驚いた。しかし、考えてみればこうした中央突破もできるからこそサイド攻撃が生きるのだから、攻撃の幅ができたということでは喜ばしいことだ。
実はこの伏線が試合の最初にあったのだ。堅剛が立ち上がりに続けて早い縦パスをだしたのだ。受け手の反応が悪かったのでうまくいかなかったが、その狙いにちょっと違うぞと思った。おそらく、堅剛にはW杯のスペインの試合が頭にあったはずである。
そのイメージを受け止めてくれるのは香川だったのだ。森本や本田ではない。W杯後、日本ではスペインのパスサッカースタイルをめざすべきだという声があるが、それができるためには、パスの出してと受け手の意思疎通とその俊敏さがなければできない。
昨日の堅剛と香川の間でその可能性の芽を感じた。ただし、イタリア人の新監督のザッケローニがどこまで考えているかによる。イタリア人だからというわけではなく、イタリアサッカーしか知らないというところに若干心配なところでもある。
イタリアサッカーだから守備を固めてからということになると思うが、そこは悪いことではない。やはりセンターバックをどうやって育てるかが重要なポイントだからである。カンナバロの国だから何とかしてくれるでしょう。
ということで、何はともあれW杯ベストエイトの国に勝ったのだから良しとして、まずはアジアカップをはじめとして今後に期待しようではないか。
