昨夜、大阪長居で行われたサッカー・キリンチャレンジカップで日本代表が2-1でグアテマラ代表に勝利した。森本が先制点と決勝点の2点をたたき出した。その前のパラグアイ戦の勝利とこの試合をみていると日本代表もやるなあと思われた方も多いと思いますが、ぼくはむしろいくばくかの危惧を抱いた。
一つは、これで香川と森本がマスコミからちやほやされることで、W杯は本田一色だったのが、今回は本田はどこにいったのかという感じで、長友を含めた3人が一躍ヒーローである。以前、オシムも苦言を呈していたが、ちょっと活躍したくらいでマスコミもそんなに興奮するなと言いたいし、選手もその気になるなということである。
たかだか、フレンドリーマッチで格下相手に対して2点入れたからといって、急にうまくなったわけでもないのだから、そんなにほめそやすなと言いたい。こういうのをほめ殺しという。もう少し、冷静に長期的な視野で論評してもらいたいものだ。
もうひとつは相変わらず基本ができていないことである。昨日なんて相手はそんなに強くないし、プレスも弱いのだから、厳しい状況でのプレーでも何でもないのにミスが多すぎる。まともにトラップできない、簡単にボールを奪われる、正確に味方にパスできないのだ。それも1度や2度ではなく繰り返すのだ。
サッカーは上級になればなるほどかっこいいことができることではなく、当たり前のことが確実にできることで差がつくのである。そうした基本がきちんと身についた選手が多いところほど強いのである。前にも何回も言ったが、W杯のスペインの勝利はここにある。
ザッケローニはすぐに昨日のビデオを選手にみさせ、一つひとつのプレーに対して、「君はこの時何を考えていたのか、どうしてミスしたのか」と問いかけたらいいと思う。いつもこういう反省をして2度と同じ失敗をしないという習慣をつけさすのも必要ではないだろうか。これは、選手個人だけではなくチームとしても同じだというのは言うまでもない。
