ボクダナまとめ
我々は現実の本棚コミュニケーションや盛り上がりなどのコンテキストを元にTSUNA、及びGather&Grooveというコンセプトを考え、デバイスのモックアップ、ソフトウェアのプロトタイプをつくり実践を行ってきた。まだ、我々のチャレンジは終わりではないが(未踏ユースの開発期限は2004年2月末まで)、ここで一度まとめてみることにする。
まず、TSUNAの初歩的なコンセプトである「自分の持っているものをメディアとして公開する」という方向性は間違っていないと考える。我々がボクダナのプロジェクトを行っていた期間、2003年春から2004年2月現在まではBlogが非常に流行り、普及した期間である。Web日記などはBlogが流行るずっと前からある界隈ではさかんだった。この時期にBlogがぱっと流行だしたのは、世間一般的にコンピュータを専門としている人や得意としている人じゃなくても、多くエンドユーザーの人がコンピュータやインターネットを扱うことに慣れてきて、さらにMovabletypeやココログに代表されるような使いやすいツールが出現したということが非常に大きいのではないか。もちろん、自分のBlogを作れるといって積極的にBlogを書くという人はその一部であると思われるが、この流行を見ると個人がBlogのようなメディアを持つということは潜在的なニーズとして存在するのではないか。そのことを踏まえるとTSUNAで可能になる自分の持っているものをメディアとして発信し、コミュニケーションを行うことは一般の人にも受けいれらるだろう。
我々がボクダナのアイデアを生み出すのに参考にしたコンテキスト(現実のコミュニケーションにおける文脈)である”友達の部屋”、”クラスの友達の盛り上がり”などは、小学生、中学生、高校生くらいの年代で誰もが経験する友達同士のちょっとした感動である。私は、ボクダナのプロトタイプを使ったり、さらに自分でBlogを書き友達や一度もあったことのないけど気になっているような人のBlogを見ることにより、それに近い感動を感じることができる。そしてさらにボクダナが実現する未来では、その感動はより大きく私達が得られるものとなるだろう。